求人案内

私たちの会社に入社する人たちの9割以上は、未経験者、ですから設備士はほぼ持っていません。これまで工学部を優秀な成績で卒業した人、あるいは資格取得マニアの人などが入社したことはほとんどありません。大半が勉強はイヤ、試験はもっとイヤという人達です。それが入社して半年から1年以内には、全員が1種類以上の消防設備士の資格（消防設備士は8種類あります）を取得しています。
なぜなの？と思うかもしれません。
消防設備士の試験、それほど難しいものではないということも理由のひとつかもしれませんが、1番の理由は、入社して半年から1年を超えた社員は、設備士免許を全員が1種目以上取得している、取得しているのが当たり前という社内環境かもしれません。
とは言え、何も準備しなくても受かるというものではありません。通勤時、お休みの時などに少しだけ集中した期間を取れば大概は合格できます。
運転免許の取得と同様、生活するための重要なアイテムのひとつと考えれば、それに要する多少の我慢も受け入れられるのではないでしょうか。

戸建てを除く大半の建物は、消防法により年2回の消防設備点検を義務付けられています。対象建物は膨大です。これらの建物には、小規模なものから大規模なもの、事務所ビルや共同住宅など比較的安全な用途の建物（非特定防火対象物）から飲食店、劇場、病院など危険性の高い用途の建物（特定防火対象物）など様々です。
消防設備士免許をひとつかふたつ持ち、消防設備点検資格者（点検作業限定の資格）も取ると、点検作業の資格としては一応問題のないものとなります。必要最小の資格を取得し少し経験を積めば、小規模の非特定の建物だったら点検作業のリーダーになるのもそれほど難しくないかもしれません。このような比較的安全な建物の点検作業を繰り返していると、いつしかベテランになったと思い込み、消防設備点検作業は大したことはない、などと考える人が時々います。でもそれはとんでもない勘違いです。
小規模で非特定用途の建物の消防設備点検でしたら多くは容易ですが、大規模で危険性の高い特定用途の集合体建物となりますと、点検作業の難易度は一気に高まります。消防設備の種類も量も複雑さも増します。空調設備など一般設備との絡みも複雑です。事前にこれらを読み解きしっかり計画を立て、多くの関係者と意思疎通を図っていませんと、たちどころにクレームの嵐となります。
このような建物、駅周辺の再開発によるものをはじめ、都内だけでなく日本各地で次々と建っています。当然、消防設備点検は義務付けられています。

消防設備の点検は、とても奥の深い業務です。ですから安心して取り組める将来性の高い職業です。

当社は、未経験者でもしっかり身につくようサポートします。一緒に優秀な消防設備士を目指しませんか。

募集要項